世界で最も高価な自転車ランキング
自転車というのは、大多数の人にとっては日常的に利用する移動手段であり、値段も安いのがいい点です。しかし、熱狂的なサイクリングファンの間では、普通に市場販売されている中で最も高価な自転車があると話題になっており、それらは時に数千ドルという値段がします。中には、著名なアーティストが描いた絵をチャリティオークションに出品し、数十万ドルの価値を得た自転車もあるそうです!では以下にて、世界で最も高価な自転車を発表していきましょう!
24Kゴールド製 Extreme Mountain Bike
2013年、超高級ブランドHouse of Solid Gold社は、100万ドルという超高額な24Kゴールド製のExtreme Mountain Bikeを製造し、これが見事、世界一高価な自転車として選ばれました。当時製造されたバイクは全世界に13台のみで、1台1台がハンドメイドで作られています。車体は24Kのゴールドメッキで、シートにはハンドメイドのチョコレートブラウンカラーのアリゲーターレザーが使用されました。また、ゴールドメッキを施したブラウンのエイ革を使った高級ウォーターボトルも付属しています。
ただし、世界一とだけあって、ゴールドだけにはとどまりません。600個以上のブラックダイヤモンド(合計6.0カラット)と500個のゴールデンサファイア(合計4.5カラット)をちりばめた特注のシンボルマークも付いているそうです。
“Butterfly” Trek Madone
“Butterfly” Trek Madoneは、2009年に開催されたオークションにて50万ドルで落札され、世界で最も高価な自転車の一台となりました。この本物のバタフライの羽が付いた、唯一無二の自転車を制作した人物は、ダミアン・ハースト氏です。同氏は、バラフライの羽を自転車のフレームに丹念に貼り付け、ニスで仕上げました。太陽の光に照らされたバラフライの羽の輝きに惹かれたことから、本物の羽を自転車に施すことにしたという裏話があります。
この自転車はもともと、アイルランドのロックバンド「U2」のリードボーカル、ボノに依頼され、オークション用に制作されたものです。売上収益はすべて、がん撲滅を目指したランス・アームストロング氏のチャリティ財団「LiveStrong」に寄付されました。実際、2009年のツール・ド・フランスの終盤、アームストロング氏はこの”Butterfly” Trek Madoneに乗りました。
24Kゴールド製 Men’s Racing Bike
イギリスの高級ブランドメーカーGoldgenie社は、ありとあらゆるものを金とダイヤモンドで飾ったラグジュアリー商品を販売することで知られています。そのため、24Kゴールド製の自転車を作るというトレンドが高まっている中、Goldgenie社が飛びつくのは時間の問題でした。同社は、House of Solid Gold社がゴールド製の自転車を発売してからわずか1年後の2014年に、世界に1台しかない24Kゴールド製のMen’s Racing Bikeを発表しました。
この自転車は、その商品名の通り、車体が完全にゴールドで覆われています。タイヤとハンドルバー部分もまた、他と同じようにゴールド製です。サンマルコの黒いスエードサドルによって、カッコイイ外観に仕上がっています。
奈良美智氏デザイン Trek Speed Concept
ランス・アームストロング氏のチャリティ財団「LiveStrong」は、2009年、サザビーズで資金集めのためのチャリティオークションを開催し、世界的に著名なアーティストが手がけた数々のカスタムバイクがオークションにかけられました。当時、20万ドルで落札された奈良美智氏のデザインによるTrek Speed Conceptは、その中の一台です。日本人アーティストの奈良美智氏は、自慢のアートワークを施した自転車を完成させました。鮮やかな黄色をベースに、ボクシンググローブをはめた若者とUFOを飛ばす漫画のような絵柄になっています。この自転車は、同じオークションで落札された“Butterfly” Trek Madoneに次いで、2番目に高額で落札されたバイクでした。